紫式部
紫式部は日本文学の歴史に燦然と輝く「源氏物語」の作者です。

世界中であの時代に、源氏物語のような作品を残した女性はおらず、世界的レベルの文学なのです。

紫式部は、藤原為時という中流階級の娘として生まれました。

幼い頃から賢く、利発なだったため、為時は
「この子が男の子であったら・・」と残念がりました。

実生活では20歳頃に40歳くらいの男性と結婚。

仲も良く、子供も生まれ幸せだったのですが、
突然ダンナが死んでしまいます。

その後、賢さを買われ、中宮である彰子の家庭教師に抜擢されることに。

この頃、源氏物語を執筆。

源氏物語のモデルは、時の権力者「藤原道長」と言われております。ちなみに、道長は彰子の父親です。

また、「紫式部日記」では、清少納言のことを
「鼻持ちならない高慢ちきな女」とボロクソ。

和泉式部のことは「あんな可愛らしい方いないわ」と絶賛。

ですが、紫式部と清少納言は一度も出会ったことがないそうです。


紫式部の時代を詳しく知りたい方は 平安時代ソノ2


紫式部さんへインタビュー
ハガクレ 今回のインタビューはあの紫式部さんです!こんにちは!

紫式部 あぁこんにちは

ハガクレ 式部さんといえば、あの源氏物語で超有名ですよね?

紫式部 あぁアレね。別にたいしたことないんだけど、周りが騒いじゃってね。うるさいったら。

ハガクレ たいしたことありますよ!今でも日本文学に燦然と輝いてますよ


紫式部 ワタクシ、ヒマな時に書いただけなのよね

ハガクレ はぁー。頭いいんですねぇ

紫式部 オホホホ。昔からよく言われましたわ。父上もお前が男だったらと、よく悔やんでいたものよ

ハガクレ でも、女性だからこそ書けた物語じゃないですか?

紫式部 あなたね、さっきから褒め続けてるけど、ワタクシ、がむしゃらに書いたわけではありませんのよ?

ヒマな時に書いてただけですから。オホホ。

ま、ワタクシは男だろうが女だろうが「うつくしきもの」を書いたでしょうね。

ハッ!
ハガクレ ど、どうしたんですか?何慌ててるんですか?

紫式部 い、いえ別に。ホホホ

ハガクレ あ、そういえば今、「うつくしきもの」って言ってましたね?

それって、清少納言さんがよく使ってたセリフですよね?

紫式部 なっ、何言ってるの!ワタクシがあんな女のセリフをパクるわけないじゃないの!

ハガクレ え?でも今確か・・・

紫式部 えぇい!おやめ!ワタクシがそんなセリフ言うわけないでしょっ!?

ハガクレ あ、はい、そうですね。スミマセンー

紫式部 そうよ!だいたいあんな高慢女のセリフをパクるなんて、このアタクシがするわけないでしょっ!?

ところであなた、このワタクシとあの高慢女、どっちが優れてるとお思い?

ハガクレ うーん。難しいですね。だって清少納言さんは随筆じゃないですか。

式部さんは物語とか日記なので、比べるのは難しいですねぇ

紫式部 あなた何言ってるの?ワタクシの文学の方が才能に満ち溢れているじゃないの!

あの高慢女が書いてるのは、ただ日々の出来事をテキトーに書いてるだけじゃない!

ハガクレ さっきから気になってるんですけど、清少納言さんのことが嫌いなんですか?

紫式部 ワタクシはね、あの高慢女と、このワタクシが同じ土俵に立たされてるというのが腹立つのよ。

だいたい、ワタクシは自分の才能を隠しているの

あまり才能をひけらかすのは下品でしょ?

女性として、清楚で控えめでなければいけないの。

それをあの高慢女は偉そうにひけらかしてみっともないったら!

なにがウィットに富んだ会話よ。あんな女ろくな死に方しないわよ・・・ブツブツ・・・何が春はあけぼのよ・・・ブツブツ・・・和歌が下手なくせに・・・ブツブツ
・・・・

ハガクレ あ、あのー。次の話題にうつっていいですか?

紫式部 あらっ。オホホ。ワタクシったら取り乱してしまったわ。オホホホ

ハガクレ では次の質問です。式部さんが仕えた彰子さんとはどのような方だったんですか?

紫式部 彰子様?オホホ。そりゃぁ可愛らしい方でしたわ。

一条天皇と結婚なさった時は、初々しくってねぇ・・・・。

ちなみにあの高慢女が仕えていたのは定子様っていうんですけどね、もはや定子様は、彰子様の足元にも及ばなくなりましたわね。

ハガクレ でも、ダンナの一条天皇は、定子さんとラブラブだったんですよね?

紫式部 ホーホーホーホ。あなたね、彰子様は、あの藤原道長様の娘でございますわよ?

天皇がいっくら定子を好きだろうが何だろうが、あのお方には逆らえなくてよ?

だいたい定子様のお兄様たちが道長様に逆らうからいけないのよ。

あのお方の素晴らしいことったら・・・。(ポワーン)

ハガクレ 式部さんって道長さんが好きだったんですか?

紫式部 まぁ!なんてはしたない!

あの方はね、モテモテでしたのよ?

誰もがあの方から声がかかるのを待ってたわ。

あまりのモテモテぶりに、思わず「源氏物語」のモデルにしちゃいまいたけどね。

ハガクレ えっ!道長さんが源氏物語の主役「光源氏」のモデルなんですか?

紫式部 ええ。そうよ。本当に素晴らしい方でしたから・・・ホホ。

実はワタクシ、あのお方から誘われたことがありますのよ。オホホ

ハガクレ えっ!で?どうなったんですか?

紫式部 ワタクシたちはね、大人同士のロマンスを楽しんでおりましたの。

「昨日は会いにいったのに、扉を開けてくれなかったね」なんて歌をいただきましてね。

ハガクレ で?それからどうなったんですか?

紫式部 まぁ。そんなこと聞いてくるなんてお下劣ね。

ホホ。いいじゃないの。そこは大人同士の秘め事よ

ハガクレ えー!教えてくださいよー。気になるー!

紫式部 あなたね、大人というのはね、そんなにハッキリと聞くもんじゃないわよ?


清少納言 ふん!ばっかじゃないの!浮かれちゃってさ。あの頃はそんな歌貰うのは常識よ!常識!

さんハガクレ

清少納言 それを嬉しそうに日記に書いちゃってさ。

なぁにが大人の秘め事よ。ハッ!ばっかみたい!


紫式部 ワナワナワナワナワナ・・・

清少納言 うっコワ!逃げちゃおっと

紫式部 キィー!お待ち!あなたろくな死に方しないわよおおおおぉぉぉぉぉ・・・・・・・

ハガクレ 行っちゃった。ま、いっか